あさひこブログ

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幼稚園の毎日

2024/10/04

さあ、運動会

いよいよ、この週末は運動会です。

さあ、運動会

雨の中、色々準備をしていました。
明日の天気予報が悪くなってきて、ひょっとして、日曜開催になるかもしれません。
明日の朝5時過ぎには判断して、れんらくメールでどうなったか流しますね。

さあ、運動会

これは昨日の写真。
「雨の中でもできることがある!」
と、廊下でバトンの練習をするあおぐみさん。

さあ、運動会

今日の写真。
雨が一瞬あがったスキに、2クラス合同の練習。
何回も走れるだけ走っていました。

さあ、運動会

部屋の真ん中に、本番用のタスキとゼッケンを置いて、何をするのかと思いきや…

さあ、運動会

「全部勝つぞー!エイエイオー!」

本番に向けて、気合を入れていました。

さあ、いよいよ本番です。
本番は、本番なので、何が起こるのか、わかりません。
まだまだ小さい子たちです。
いつもと違う環境、大勢のお客さん、家族。
ただ、本番が、どうなっても、大事なのは、本番に至る「今まで」です。
勝っても負けても。緊張しても、ハイテンションでも、恥ずかしがっても。
どの学年の子たちも、今に至るまでに、するべき経験を、きちんとして、本番に至っています。
なので運動会は、すでに大成功なのです。
みなさん、お子さんが本番どういう姿でも、「ここに至る今まで」を、いっぱい褒めて認める準備を、お願いしますね。

それでは、また明日!
園長

★案内にも書きましたが、大切なこと★
お子さんを励ます意味でも「がんばったら〇〇を買ってあげる」「1位になったら〇〇してあげる」といったおうちのかたからの声かけは控えてください。

くも・年少なら、「みんなで運動遊びを楽しむこと」、年中なら「自分なりの目標を持って頑張ろうとする」年長なら「クラスみんなで目標に向かってがんばること」「何位になっても自分の本気を出してがんばること」「そんな自分に達成感を得ること」などを育ちの目標として、こどもたちの気持ちがそこに向かうように保育をしてきました。
ですが、上記の声かけは、その過程を「ご褒美(欲望)のためにがんばる」という短絡的なものに置き換えてしまいます。それは、こどもの育ちのために、すごくもったいないことです。
幼稚園の運動会は、スポーツ大会ではなく、「こどもが大きくなるために必要な経験をするためのきっかけとしての行事」です。何位になったか、結果はどうだったか、は重要ではありません。
特に年長さんは、運動会終了後、結果がどうであったにせよ「そこまで本気でがんばれたこと」を認め、褒めてあげてください。
結果ではなく、そこに至るまでの過程や今の姿を、おうちの方から認めてもらうことができたこどもは、この先の未来に、「結果、つまり他者との比較の中でしか幸せを感じることができない人間」ではなく、「自分に自信をもって何かに取り組み、そんな自分を認め、自己肯定感を持って生きることができる人間」となっていけることだろうと思います。

また、運動会本番、こどもたちの失敗や、色々な思いの表れが、大人にとって「かわいいこと」に見えて、かわいいからつい、という状況でも、その姿を笑わないようにお願いします。
どんな姿でも、本当の気持ちから出た姿を、他者に笑われることは、想像以上につらい経験となるかもしれません。
どうか、そんなときは、笑いではなく、応援と共感を、お願いいたします。