幼稚園の毎日
2025/11/27
ほしぐみおみせやさん(3/3)
続きです。

年少さんには、丁寧に案内してあげていました。

くもぐみさんは買い物がゆっくりなので、クラスを移動し、ここでもお買い物。

本当の水というのが、いいですよね。

年少さんの射的、めちゃくちゃ近いです♪

そして、年長同士も、交代でお買い物。
ジュースはめちゃくちゃ種類が多いうえに、「大人も買いに来るから」とコーヒーの販売も!
なんというホスピタリティ!

ハンバーガー、レジでトッピングの注文を聞いたら、ちゃんとオーダーシートに記入して厨房に渡します。

ポテトのフライヤーはちゃんと内部構造も油もあります。
油の跳ね返り防止も…

麺、スープ、卵、ネギ(緑と黄緑、2色あるのがリアル!)、チャーシュー、メンマ…
美味しそうなラーメン♪

年長さんも、お客さんを楽しみました!

お店を片付ける前に「最後にお店とみんなで写真撮りたい!」となり、写真を撮りました。
長い時間をかけて、考えて、準備して、作り上げたおみせやさん。
お客さんたちのたくさんの笑顔、楽しそうな様子を見て、そして売り切れになる商品や景品に、たくさんの達成感を感じていました。
「大変だったけど、楽しかった!」
そう、人生のそういう楽しさを感じてほしいです。
また、ここに至るまでの「自分たちで考え、決定し、工夫して作り上げる」プロセスでは、「多数決」を使わず、クラスみんなが『これならいい』と思えるまで話し合ってきました。
それは、口で言うほど簡単ではありません。
まだまだ5-6歳のこどもたちです。
思いを出し、受けとめ、話し合い、決定する、それらを「自分たちでやった」と思えるような支え方を、先生たちは忍耐強く粘って粘ってやってきました。
そのことによって、本当に「みんなでやった!」と思える達成感がありました。
「多数決」は、一見、民主主義的ですが、安易な「多数こそ正義」は、本当の「みんなが幸せ」な社会を作りません。
多数派だけの意見で決定されるのではなく、少数派や個人の意見もきちんと受け止め、取り上げ、話し合い、「みんなのお店屋さん」を作り上げ、大きな達成感と喜びを感じました。
そんな経験が、これからの社会を作り上げていくこの子たちの、根っこの部分に残ってくれたらいいな、と思います。
(そして、我々大人が、そういう社会を作り上げていかなくては、です!)
素敵なおみせやさんでした!

