年中・年長遊びの庭から園舎を挟んで裏側に位置する、広々とした運動の庭。

遊具も何もないこの園庭では、鬼ごっこ・ラグビーやドッジボールなど思い思いに体を使った遊びを思いっきり楽しんだり、様々な園行事にも使われます。

農と食の庭では、さつまいもや玉ねぎなど四季を通して旬の野菜を育て、収穫します。
保護者活動の農園ボランティアの方々にも参加していただき、畑を耕し、こどもたちが自分の手で苗を植えるところから始まります。

自分たちで育てた作物を自分たちで料理して食べるという体験は、とても身近な自然体験であり、食育です。

収穫したさつまいもを大きな焚き火で一斉に焼く焼き芋パーティは、こどもたちのお楽しみイベントの一つです。
また観察して絵を描いたりおいもハンコに使われるほか、つるは年長のクリスマスのリース作りにも使われ、さつまいもを食べるだけではなく、育てたものすべてが無駄にはならないことを体験できます。

運動の庭の端には、薪で火を起こすかまどがあります。
山で摘んできたヨモギでお団子を作り、せいろ蒸しにして食べるなど、色々な料理や、草木染めなども行えます。

毎日食べるご飯やおかずを作るために、普段はスイッチひとつで得られるエネルギー。
それを、実際に火を起こし、どのように形になるのかを直接感じる体験は、こどもたちにとって貴重な財産になるでしょう。