遊びの庭・動物の庭
山の高低差をそのまま生かしたあさひこ幼稚園の園庭。
「年中・年長遊びの庭」と「年少遊びの庭」の上下二段に分かれ、連続しながらも独立した遊び空間を作っています。
上段は年中・年長すべての保育室に面したお庭。
友達と深くかかわったり、興味・関心の深まりのなかで、試したり、挑戦したり、とことん好奇心をもって遊び込む4・5歳児。
そんなこどもたちの思いを実現できる遊びスペースです。
こどもたちが見合い、憧れ、真似るという相互刺激を、育ちのエネルギーに転化していきます。
下段は、年少と満3歳児の保育室に面したお庭。
家庭から離れ、初めて社会生活を過ごす大切な時間。
砂場や三輪車、すべり台など、3歳児に合った遊具が揃い、安心して自分のお気に入りの遊びに入り込むことができ、こどもたちにとって幼稚園が居心地の良い場所になるように作られた空間です。
上下二つの園庭をゆるやかに繋ぐ大きな斜面には、ダイナミックな人工芝の坂すべりが。
ここから体をいっぱい使って下りてくる年中・年長の姿が、幼い年少の憧れの対象になり、あんなふうに大きくなりたい!成長したい!という気持ちを促すきっかけになることでしょう。
坂すべりの横には、動物の庭があります。
こちらも斜面を生かし、岩山に見立てたヤギやヒツジなどの放牧スペースを配しています。
年少遊びの庭に面した飼育舎では、餌やりをするなど、直接動物に触れ合うことができ、動物の存在を幼少期から身近に感じることができます。
ヒツジの毛刈りもこどもたちが見守るなか遊びの庭で行われ、刈った毛はこどもたちの工作などに使われます。